松宮義仁のNAGEZENIは詐欺通貨なのか?その2

2018年11月8日

NAGEZENIは儲かるのか?それとも詐欺なのか?

前回は「発行者の松宮義仁」についてコメントしましたので、今回は「NAGEZENIの将来性」についてコメントしていきます。

関連記事を読んでいない方はこちらの記事を読んでみて下さい。

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松宮義仁のNAGEZENIは詐欺通貨なのか?松宮義仁の巻

NAGEZENI

発行枚数が非公開

まず、NAGEZENIのセールス動画で気になったのが、NAGEZENIの発行枚数に触れていないところです。

松宮義仁がNAGEZENIの発行枚数について語らないということは、NAGEZENIの発行枚数は非公開ということになります。

通常、仮想通貨というのは発行枚数の上限が設定されています。ビットコインであれば発行枚数は2,100万BTCです。

[追記]
NAGEZENIの発行枚数が判明しました。
詳しくは以下の記事を確認して下さい。
松宮義仁のNAGEZENIは詐欺通貨なのか?その3

発行枚数の半分以上は松宮義仁が保有する

セールス動画の中で松宮義仁本人が発行枚数の50%以上を保有することで、相場が上がりすぎたら売り、下がりすぎたら買うといった感じで松宮義仁本人が市場をコントロールすると発言しています。

つまり日銀のような立ち位置から市場介入をするわけです。モノは言い様ですね^^;

いかにも正論のように聞こえる説明ですが、株式市場では、このような行為を相場操縦と言います。もちろん違法行為なので逮捕されます。

法規制が追い付いていない仮想通貨では違法行為に該当しないものの、とてもじゃないが、まともな市場とは言えません。

つまり、NAGEZENIという仮想通貨は松宮義仁の手の中にあるということです。もしも、松宮義仁本人が発行枚数の80%以上を保有してたら完全な独裁通貨です。

[追記]
松宮義仁の保有率が判明しました。
詳しくは以下の記事を確認して下さい。
松宮義仁のNAGEZENIは詐欺通貨なのか?その3

1NAGEZENIは18円

今回、公開されたセールスレターの中で1NAGEZENIは18円を記載されています。さらに今、入会すれば20%増量のNAGEZENIが受け取れます。つまり18666.6NAGEZENIが受け取れることになります。

28万円×1.2倍=33.6万円分のNAGEZENI=18666.6NAGEZENI

資金調達に関して

セールスレターの限定特典の人数から推測していくと最低でも500人以上は入会させたいように伺えますが、10月30日に放送されたオンラインセミナーでは7億円の資金調達に成功していることを発表しています。

さらに10月31日の販売最終日までに10億円の資金調達ができる見込みであり、最終的には20億円の資金調達をすることを目標としていると発言しています。

仮想通貨まとめ

松宮義仁が運営する仮想通貨まとめのアクセス数は20万PV/月です。ホームページやブログを運営している方ならわかると思いますが、20万PV/月って数字は、かなり物足りないアクセス数です。

物販をやっている自社サイトで20万PVあったら商売は成り立つと思います。しかし、キュレーションサイトで20万PVっていうのは少なすぎです。

ちなみにキュレーションサイトの代表格といえばNAVERまとめです。そのNAVERまとめのアクセス数は23億PV/年です。

仮にNAVERまとめが、NAGEZENIと同じコンセプトで仮想通貨を発行するなら投資を検討する仮想通貨になるかもしれません。でも、20万PVじゃ話になりませんね。

仮想通貨まとめの収益シミュレーション

20万PV/月というアクセス数が、どれくらい物足りないかアフィリエイトに例えてご紹介します。

仮想通貨まとめにGoogleの広告を掲載したとします。ワンクリックのクリック単価は20円、クリック率は1%と仮定します。

この例でいくと仮想通貨まとめの月間報酬は、20万PV×1%×20円=4万円です。現状、仮想通貨まとめの価値はこの程度のレベルです。

それでは、この仮想通貨まとめに投げ銭ができるとしたらどれくらいの投げ銭を行ってくれるか計算してみます。

NAGEZENIバナーをクリック率を1%、バナーをクリックした1%の人が投げ銭行為をする、投げ銭の平均単価は10円と仮定します。

この例でいくと仮想通貨まとめの月間報酬は、20万PV×1%×1%×10円=200円です。ユーザーが実際に金を払うってことになれば、こんなもんです。多く見積もっても2,000円/月がいいところでしょう。

ユーザーが現金を支払う(仮想通貨を含め)って行為はクリックするだけの行為に比べてはるかにハードルが高いです。

自分のブログにGoogleの広告を載せてアフィリエイトするか、自分のブログにNAGEZENIのバナーを載せて投げ銭してもらうか、どっちの方が多く稼げるかは、アフィリエイターならすぐわかる問題です。

NAGEZENIウォレットのライバル

松宮義仁はニュース配信機能をつけたNAGEZENIアプリをリリースして、記事を読んだらNEGEZENIが貰えるようにする、と発言しています。記事を読めば読むほどチャリンチャリンと報酬が入るという発想は面白いアイデアだなって素直に感じました。

たしかにNAGEZENIアプリをインストールするきっかけになりますし、モバイルニュースアプリの利用者は4,000万人と裾が広いので良いところに目をつけています。

しかし、ニュース配信市場は大手企業がしのぎを削る激戦区です。現在のニュース配信アプリのシェアは以下の通りです。

1位:Yahoo!ニュース(23.4%)
2位:スマートニュース(13.2%)
3位:LINE NEWS(11.6%)
4位:新聞社提供のニュースアプリ(10.4%)
5位:Google ニュース(9.8%)
6位:グノシー(9.3%)
7位:NewsPicks(3.5%)
8位:Antenna(3.3%)

Yahoo!ニュースが圧倒的なシェアを獲得していますが、注目してほしいのでは6位のグノシーです。おそらく、この記事を読んでいるあなたもグノシーのTV CMを何度も観たことがあるかと思います。

このCMが放送する以前からグノシーって会社を知っている人は少なかったと思います。無名とも言えるような状態からシェアを獲得するためにTVのCMだけで10億円以上の広告費を投入しています。

しかも、このグノシーは無名といっても立派な上場企業です。資本金は38億円、本社は六本木ヒルズです。これだけの企業が多額の広告費をかけても9.3%のシェアなのです。

2016年6月に創業したフィンテックエイジ株式会社がどれだけの広告費をかけることができますか?資本金はおそらく1,000万円以下でしょう。

もう一度、前出のシェア・ランキングを確認して下さい。ココに商材屋が割って入れると思いますか?

ネット業界っていうのは広告費が命です。それに対して松宮義仁は商材屋なので、広告費をかけて儲けるビジネススタイルではありません。いわゆるプロダクトローンチという手法で稼ぐスタイルです。

NAGEZENIは世の中に浸透するのか

NAGEZENIに投資して儲けるためには、NAGEZENIの相場を上げる必要があります。

NAGEZENIの相場を上げるためには、NAGEZENIを購入してくれる人を増やさなければなりません。

NAGEZENIを購入する人を増やすためには、NAGEZENIをより多くの人に知ってもらう活動が必要です。

その皆に知ってもらう方法がニュース配信アプリってことなんですが、まず、シェアを獲得するのは難しいと思います。

グノシーがあれだけ積極的にCM放送しているにも関わらず、9.3%にシェアしか獲得できない市場なんです。結論として0.1%の4万人ですら無理でしょう。

全額返金保障について

このNAGEZENI・NZオーナーズクラブ・ゴールドコースに入会すると1年以内無条件返金制度あるので1年以内なら返金してくれるそうです。

しかし、ココには松宮義仁が仕掛けた巧妙なトリックがあります。それを紐解く前に、セールスページに掲載されている画像をご覧ください。

schedule

無条件で返金できる期間は1年間ですが、1年後の2017年10月には6倍に値上がりすると記載されています。

これは仮想通貨の資金調達によく使われる吊り上げ手法です。現段階でわかっているNAGEZENIの吊り上げ手法は

・2016年10月は1コイン=18円で販売
・2017年10月は1コイン=100円で販売 ※2016年10月と比較して6倍
・2018年10月は1コイン=500円で販売 ※2016年10月と比較して30倍、市場公開

こんな感じで早く購入すればするほどリーズナブルな価格で購入できます。実際にルートストック版のNAGEZENIが市場公開されるのは2018年10月です。

市場公開されるまでの2年間で販売価格を30倍に吊り上げていきます。あくまで額面上だけの話であり、販売価格が30倍になっただけです。

返金手続きを考えている方のNAGEZENI口座は額面上(ウォレット上)の資産が2倍、3倍、4倍・・・と日に日に増えていきます。

それを放棄してまで返金手続きには心理的に踏み切りずらいわけです。みんな額面上の数字に騙されて解約することができません。

いずれにせよ、返金したくても返金してくれない可能性すらあります。なぜなら、松宮義仁は全額返金保障と謳いながら、返金せずにバックレた前例があるからです。

返金せずにバックレた前例というのは過去記事を読んで下さい。
松宮義仁のNAGEZENIは詐欺通貨なのか?その1

NAGEZENIは30倍になるのか

結論から言えば30倍になります。

30倍になりますが、あなたの投資資金が30倍になるわけではありません。これは松宮義仁本人が決めた価格設定が30倍になるって話に過ぎません。バカげた話です。

どれくらいバカげているのか、例をあげてみます。私が「鶴の折り紙」をネットオークションに出品したとしましょう。

・2016年10月は1円で出品します。
・2016年11月は10円で出品します。価格はなんと10倍に高騰!
・2016年12月は100円で出品します。価格はなんと100倍に高騰!
・2017年01月は1,000円で出品します。価格はなんと1,000倍に高騰!

わずか4か月間で「鶴の折り紙」の価値は1,000倍に高騰しました!これってすごいですよね!

あなたが1円で購入した「鶴の折り紙」は4か月後に1,000倍の価値になります。

4か月後に1,000倍の価値になる「鶴の折り紙」を20万円分購入したら、転売するだけで、あなたの投資金額は2億円になります!

こんな感じです。

「何ふざけたこと言ってるんだ?」「自分の都合で出品価格を1,000倍に吊り上げただけでしょ?」

って思われるかもしれませんが、1,000倍になったのは事実です。「鶴の折り紙」を1,000円で買うか買わないかは消費者次第です。これがNAGEZENIが30倍になるロジックです。

詐欺通貨でよく使われる手口

世界ある仮想通貨は1,000種類とも2,000種類とも言われており、そのうちの95%は詐欺通貨もしくは詐欺まがいの通貨です。

その詐欺通貨でよく使われる手法がプレセール期間中に意図的に価格を高騰させる方法です。

一般的にプレセール期間中の価格上昇率が2倍を超える仮想通貨は詐欺通貨の可能性が高いと呼ばれています。

それに対してNAGEZENIはプレセール期間中の価格上昇率は30倍です。残念ながら詐欺通貨の条件に該当しています。

動画の中で「儲かっている」と笑っている人たち

セールスレターの動画では「儲かってま~す」と笑っている人たちが登場しています。

なぜ、彼らが儲かっているのか?答えは簡単です。

NAGEZENIは2016年夏に1NAGEZENI=10円で販売されました。ここがNAGEZENIの1期プレセールです。

そして、2016年10月に販売されたNAGEZENIが2期プレセールです。販売価格は1NAGEZENI=18円です。

1期プレセールで購入した方々のNAGEZENIの価値は1.8倍になりましたね。もちろん、このNAGEZENIは換金することができません。あくまでウォレット上の数字を眺め楽しむことしかできません。

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