Mercado Bitcoin「サッカー選手の権利」に投資できるトークンを発行

サッカー選手の権利に投資できるトークンを発行

2020年11月5日、ブラジル最大の仮想通貨取引所・Mercado Bitcoinと、ブラジル・リオデジャネイロを本拠地とするサッカークラブ・CR Vasco da Gamaは、FIFAの連帯メカニズム(連帯貢献金)の権利をトークン化する計画を明らかにした。

FIFAの連帯貢献金とは、国際移籍をするような優秀な選手を育成したクラブがその対価を得られる仕組みのことであり、FIFAの規約の中には次のように記されている。

プロ選手が契約年数が残っている期間に移籍する場合、所属元クラブに支払われる移籍金(育成補償金を除く)の5%を「連帯貢献金」として選手の育成に関わったクラブに分配しなければならない。連帯貢献金は、12歳から23歳の誕生日を迎えるシーズンまで登録されていた年数によって決まる。

Mercado BitcoinとCR Vasco da Gamaが発行するトークンの保有者は”選手を育成したクラブが受け取る貢献金の一定割合を受け取る権利”を持つことができるため、「投資家はこのトークンを通じて”サッカー選手の経済的権利”に投資することができるようになる」と説明している。

トークンの名称はソーシャルネットワークを通じてファンの投票で決定される予定だと報告されており、トークンのリリース時期はまだ決定していないものの、2020年中にはリリースされる予定。

このトークンは合計50万トークンが5,000万レアル(約9.3億円)で販売される予定となっており、各トークンは「CR Vasco da Gama」のチームに所属していた以下12名の選手の連帯貢献金の権利の一部に対応していると報告されている。

選手名 / 現在所属するクラブ

・Josef de Souza Dias / Besiktas(トルコ)
・Douglas Luiz Soares de Paulo / Manchester City(イングランド)
・Philippe Coutinho / Barcelona(スペイン)
・Alex Teixeira Santos / Jiangsu Suning(中国)
・Paulo Henrique Sampaio Filho / Bayer Leverkusen(ドイツ)
・Allan Marques Loureiro / Everton(イングランド)
・Evander da Silva Ferreira / FC Midtjylland(ノルウェー)
・Luan Garcia Teixeira / Palmeiras(ブラジル)
・Mateus da Silva Vital Assumpção / Corinthians(ブラジル)
・Alan Kardec de Souza Pereira Jr. / Chongqing Lifan(中国)
・Marrony da Silva Liberato Silveira / Atlético Mineiro(ブラジル)
・Nathan Santos de Araújo / Boavista(ポルトガル)

その他クラブチームの参加も視野に

CR Vasco da Gamaはこのトークンの発行に向けて、オルタナティブ資産のトークン化事業を手掛けているメルカド・ビットコインのグループ企業・MBDAとも提携しており、デジタル通貨や証券規制に詳しい弁護士とも協力している他、”トークンが証券として分類されないこと”を確認するためにブラジル証券取引委員会とも協議を行ったと報告されている。

なお、仮想通貨取引所・Mercado Bitcoinには、サッカークラブの公式ファントークン発行を支援していることで知られる仮想通貨・Chilizも上場している。

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Posted by 巻尺太郎